と書いて、(テラへ)と読みます。竹内恵子作 少年マンガに掲載。


1977年に書かれた漫画だそうですが、復刻版として書店に並んでいたのを衝動買いして読みました。


生命管理が徹底された地球で、誕生したESP能力を持つ超人類、ミュウ。

彼らは人間に迫害され地球を追いやられるが、地球への思慕を捨てきれず、いつか還る日を夢見て宇宙を彷徨い続ける・・・

というような?お話です。


非常に面白いテーマを扱っていて、それこそ浦沢直樹とかがリメイクしたら、本当に面白いものが出来上がると思う。

竹内恵子の画調が当時の少女マンガを繁栄したような感じですので。


物語の演出で面白いのが「成人検査」というもの。

人類は地球への徹底した管理を求めて、地球にふさわしくない、統制を乱すような人間を排除するために、子どもたちは15歳になると管理コンピュータに「成人検査」をかけられる。

成人検査では子どもたちを催眠状態の下で思想をチェックし、パスしないもの、危険な思想を持つものや、このシステムに疑いを持つ者は殺してしまうのである。


ん?こう書いてみると、バトルロワイヤルみたいだな。

まぁ、竹内恵子は青少年をテーマにしたいのではなく、人類をテーマにしたかったのだろうけど。

1977年頃の時代背景とあわせて考察すると面白いかもなぁ。



そういえば、幼稚園の発表会で、このアニメの主題歌をピアノで弾いた覚えがある。



地球へ