職場でハリーポッターと呼ばれる(叫ばれる)ことが多いでとりあえず、新しい映画を見に行きました。
うん。ポッター少年を映画館で見たのは初めてだったけど、楽しめました。
(ポッター君の性格はますます歪んできたが。)
ハリーポッターの面白いところはイギリスの文化が随所にちりばめられているところだと思う。
cityの電話ボックスが魔法界の入り口だったり、ホグワーツ魔法学校にいく汽車がチャリングクロス(キングスクロス駅だっけ?パディントンだったかな)だったり、
また魔法使いが人間に対して優性思想をもっているところも、イギリスの階層社会を意識させられるし、興味深い。
今回の映画では(ネタバレいきます)
魔法省がホグワーツ魔法学校に干渉して、行われている授業や活動、魔法使い育成のための教育にムラがあるとして、一貫した指導を可能にするために指導要領を策定するくだりがある。
実は、これは実際イギリスにおこったことを隠喩している。
イギリスでは長年の間文科省の指導要領がなく、授業で何を教えるかは各学校の裁量に委ねられていたが、近年法的性格をもつ指導要領が策定され、全国で一貫した教育が行われるようになった。
ローリング女史は読者である子どもの現状を見つめ、読者に共感をもたれるよう、そうした演出を盛り込んでいる。
ところでホグワーツに通う生徒達はヨーロッパ系、アラブ系、アジア系様々だが、やはり白人が多いのは残念。それでもポッター少年の初キッスの相手を白人にしなかったのは共感できる。