いよいよこのブログも芸能ブログっぽくなってきましたが、

朝青龍がTVを騒がしてますね。


モンゴルでASAグループ(朝青龍のアサ)を展開し、温泉地を買収しようとしてるとか。

まぁ、野球選手などと比べると年収は少ないだろうけど、ビジネスは引退してからやればよかったのにね。


相撲に全然興味ないのですが、相撲漫画は好きです。

相撲漫画といえば、巨匠ちばてつやの「のたり松太郎」です。


のたり

主人公、松太郎は九州・長崎県にある廃坑の町で生まれる。3年も留年した中学校で出会った女教師・南令子に憧れ、令子の近くに住みたいがために相撲部屋・雷神部屋に入門するという破天荒ぶりなキャラクターである。


幕内になってからも松太郎がやる気をだすのは懸賞金がつく試合だけで、格下の相手とは無気力試合をくりかえす。


物心ついたときから家にあった漫画(親父が好きだった)だが、今読むとしみじみと面白い。

それは一言でいうと、「貧しさが美談としてではなく」描かれているからだ。

中学生の松太郎は廃坑のトロッコを押して小遣いを稼ぎ、のらりくらりと毎日を過ごす。

関取になってからは25万の懸賞金をとろうと相撲をとる。

IT時代の現代ではまったく共感できない描写かもしれないが、これが稼ぐということだと思う。

上方志向があるわけではない。ただただ生きるために相撲をとる。稼げない相撲はとらない。

他の仕事は面倒くさいからしない(できない)。


そんな無骨な生き様を僕は相撲取りに期待しているのだが。